ヒビ考える

日々のニュース中心にあれこれ+同人誌即売会日記・ゲーム攻略

読んだ本の紹介だけ

なんか読んだけど感想書くの溜まっちゃってどーにもならんけど紹介だけ書いときます。
さぼちゃったwww

この残酷な世界で日本経済だけがなぜ復活できるのか: グローバルマネーの大逆流が始まる 著-渡邉哲也
バブルの死角 日本人が損するカラクリ 著-岩本沙弓
TPP 黒い条約 著-中野剛志・関岡英之・岩月浩二・東谷暁・村上正泰・施光恒・柴山桂太
ミャンマー 驚きの素顔 現地取材 アジア最後のフロンティア 著-三橋貴明
検証・アベノミクスとTPP 安倍政権は「強い日本」を取り戻せるか 著-三橋貴明・関岡英之


この中で是非とも読んで欲しいのは「バブルの死角 日本人が損するカラクリ 著-岩本沙弓」
これだけは出来れば今年度中(消費税増税前)に読んでおいた方がいいと思う。
非常に鋭い指摘と分析がされてる内容でした。

【書評】アングラマネー タックスヘイブンから見た世界経済入門

アングラマネー タックスヘイブンから見た世界経済入門 著-藤井厳喜

この本の書評を書くのは2回目だったりする。
1回目は書くにつれてまとまりがつかなくなって断念しました。
その反省を1週間しつつ、簡潔に書いていこうと思う。

基本的に何が書かれているかと言うと世界のあちこちで行われているタックスヘイブン・アングラマネーの仕組みの一部を解説している本です。
単純にお金がどう動いているのかと言うだけではなく、その地域の歴史的な視点・地理的な視点・宗教的な視点・文化的な視点と様々な要因が絡んで地域特有のバラエティ豊かな脱税の構造があります。
不謹慎かもしれないけど読めば読むほど非常に面白い内容。
この辺は読み物としてそれぞれで関心をもっていけると思う。

さてもう一点だけ取り上げると脱税と納税と国家運営と言う視点。
富裕層と多国籍企業(グローバル企業)がタックスヘイブンを利用して節税を行う。
これが行われると先進国でも税収が上がらなくなり国家財政が厳しくなる。
で、社会インフラが劣悪になったり貧困化の原因になったりする。
今の日本で一番わかりやすいのが道路や橋梁のメンテナンスができなくなってるとかそういうの。

コーポレートランドと言う言葉が紹介されている。
利益を上げても雇用を生まず、納税もしない企業。
最近わかりやすい例がアマゾンやグーグルが法人税をあんまり払ってないって問題。
企業側の論理としては「利益の最大化」の為に一番効率的な行動を取ってるだけと言う事も言える。

この辺の話しは今の消費税増税と、それにより懸念される経済の落ち込みに対する対策、法人税の下げるとかそこら辺を考えていく上で要素として頭に置いておきたい考え。
最近の流行で言えばFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)のようなレントシーキング的な物とも繋がっていく問題。

もっと悪どい例で言えば北関東で問題になってる出稼ぎ外国人労働者の問題。
製造業のよく聞くような車屋さんが人件費削減の為にブラジルとかから労働者を連れてきます。
で、コスト削減の為に国内の工場を閉鎖します。
帰れなくなった外国人労働者が次の就業が出来ないので、自治体の生活保護のような社会保障を受けます。
利益の最大化はするけど都合が悪くなると放置して自治体に丸投げしてるんですね。
お金は税金、だけど企業は納税をあんまりしない。

この藤井厳喜氏の本は、そういう非常に多くの分野を考えていく上で結構根っこの部分で抑えておきたい事が非常に多い。
考える視点を増やしていく上で是非とも読んで欲しい1冊です。
今年1番のオススメな本と思います。

【書評】渡邉哲也のポジショントーク未来予測法

先週読み終わってどうしようかと悩んだ本

渡邉哲也のポジショントーク未来予測法 「経済の先行き」「世の中の動向」がなぜこれほど明確にわかるのか
著-渡邉哲也


渡邉哲也氏がツイッター等で「実用書」である事をウリにしてたので読んでみた。
内容的に「ポジショントーク」に関する解説である。
要は自分の立場から一番特になるような展開に持っていくってのがそれ。

ずーっと読んでて特に何か珍しいと言う感覚はなかった。
章の最後のケーススタディは取り上げるネタが面白いかなぁ~、くらい。


個人的には一番興味深く読めたのが終章約7ページ。
渡邉哲也氏の幼少期の家庭環境が語られている章。
何が書かれているかと言うと、幼い時から家業が商売をやっていたので大人の世界をよく見てきたこと。


多分僕がこの本に関して余り目新しさを感じないのは、家が商売をやっていたと言う共通点だからと思う。
僕の場合はもーちょい家庭環境も特殊なのもあるのかな。
読んでて「商売やってる家はどこも似たようなもんだなぁ」って事。
この商売人としての感覚をどこまで身近で体験してきたのかって差は非常に大きいと思う。

普通に接するドラマや本なんかでは経営者サイドと言うのは余りよく描かれない。
金に物を言わせて理不尽に振る舞ったり、例えば経営者一族は無能である、みたいな感じ。
このイメージが延々と刷り込まれているので、裏表がない世界観が好まれる傾向にあるように思う。
ポジショントークと言うのは「利益」が全面に出てくるので、極一般的に雇われる側の家庭で育つと余り受け入れられない感覚な気がする。


だからこの本を読んで目新しさを感じる人は、そういう事を教えてくれる場が少なかったのだろう。
また教えられても正義感と刷り込まれたイメージで受け入れ難い事であったはず。
渡邉哲也氏が書いた本であるって言うのでこういう感覚を受け入れられる人が増えると言うのは良い事だと思う。
渡邉哲也氏の個人の魅力によるものだろう。


でもまぁ、こういうお話しは疲れるw
あの人はどうしたいのだろう?ってのを見極めて、例えば色々な要素も加味して読み解いていこうとするわけ。
こんなの年がら年中やってると精神的に非常にしんどくなってくる。
色々見えてきちゃうしねぇ

僕が生きてきた過去の周辺環境を思い起こすと貴重な場面も見てきたし、恐らく財産になるようなものなんだろうけど、如何せん子供の時の子供らしい生活が大半犠牲にしちゃってるしなぁ
なので、日常ではポジショントーク的な事を利用をするけど、それがどういう環境で学んできたかってのは距離を起きたい。
冒頭で「悩んだ」ってのは、この本を読んでてずーっとそういう自分の体験部分を思い起こしていたからである。
自己分析みたいなものをしていて、非常に精神的に沈む事が多かったのが読み終わってからの1週間くらい。


そういう恐らく渡邉哲也氏の意図とは明らかに違う事で考えさせられた本であった。

【書評】イマイチ消化不良気味な本だった

民主党政権-悪夢と恐怖の3年3ヶ月 「思想ウイルス感染」に冒された政権与党の一大パンデミック!  著-山村明義

ジャーナリストの山村明義氏の新刊。
「左翼リベラル思想」という物を分析し、それが民主党内でどのように浸透していくのかを詳細に分析されてる。

よく言う所の「民主党的」な物がよくわかるんだよね。
その点を理解するには非常に良い内容の本だと思う。
左翼的な、民主党的な「弱者=正義=正しい 強者=悪=間違い」と言う発想が昔からピンとこなかったけど非常に理解が深まった。

ただ考えれば考えるほどよくわからない本である。
読んでいくと感じるのは「左翼リベラル思想」と「民主党」があらゆる事に起因しているように書かれてる。
此処を機軸にしているので、所々で「そこが全てじゃないだろ~?」的に思うのである。


「弱者=正義=正しい 強者=悪=間違い」と言うのはたぶんおかしな考えなんだとは思う。
とは言え、この逆が正しいと言う事にもならない。

この15年くらいは特に政治側が強者サイドに立ち過ぎたんだと思う。
本来はブレーキとして動作する必要があるのに、弱者・強者の調整役をやらなかった。
その反動として、世の中が持たなくなった事の結果が「自民党のお灸を据えよう」というロジックになって誕生したのが民主党政権だったんだと思う。


また右派・保守派がキチンと機能してたのかも疑問が残る。
こっちの思想に人は自己に厳しいが故に他人にも厳しい面がある。
例えば「低賃金・劣悪な環境であっても無職よりマシ」と言う論理をよく聞く。
この考えを利用したのが経済的強者側だったと思う。
果たしてそういう人達が強者側に対して機能してたのか?と言う事。

これは右派・保守派の世代間の認識が要素としてあるようにも思う。

規制の緩和と規制をかける事。
そのバランスを欠いてしまった政治と、「経済=経世済民」の意味を忘却してしまった財界と、キチンと機能してたのかわからない論壇が作り上げた気がする。


外交問題を扱った部分にしても、民主党的な外交は最悪だったとは思う。
であるなら、それまでの外交がまともだったのかと言うと決してそうではない。

民主党というのはそういう延々と続けられたマズイ部分の総仕上げだったんだと思う。

山村明義氏はキチンとしたジャーナリストなので、この本のテーマとしてあえて民主党的なものに攻撃を集中した内容になったんだとは思う。
この本で指摘・分析されている部分で全体的に足りないのは「過去の繋がり」があまりないからなんだろう。
つまり本のあらゆる章で「左翼リベラル思想」の人の過去の繋がりの分析は豊富だけど、それ以外の立場の人たちの分析がない。

だから僕が読んでて違和感があったんだと思う。

たぶん内々で民主党的な物を拒否したい層にはこの内容で溜飲が下がるんだろう。
この僕が感じた違和感部分と溜飲を下げたい層がおそらく一致するので、読んでいてよくわからないし、疑問もでるし、消化不良気味な読後感があったんだと思う。
山村明義氏がそういう部分まで同じ様に分析・批判できる本が出せたなら、非常に意味があるように思いました。

最近読み終わった本

今回からカテゴリに「書評」を追加して、本を読んだらそっちに入れようと思う。
今まで読んだのは探すのめんどくさいんでそのままwww


色々とあるけどとりあえず選挙が終わる明日以降になるかな。
結果を見てから。

『誰も書かない中国進出企業の非情なる現実 著-青木直人』

中国問題に非常に詳しい青木直人氏の新刊。
中国でビジネスを行うってのはどういう事なのかを事細かに書いてる。
青木氏もずっと言ってるんだけど、本来こういう事は新聞やテレビメディアなどがキチンと報じるべきなのだが、スポンサーとしての関係や中国との関係で全く報じられないのである。
また企業サイドも自分らに都合が悪い事が多いので、表に出しにくい部分がある。

淡々と事実を書いていくスタイルなのは、青木直人氏が「ファクト=要素」を大切にするので材料を提供して受け手がどう判断するかなのである。

さて内容的にはそこまで目新しい要素はなく、個人的に色々追っている範囲の部分が多い。
あんまり知らない人が読むと衝撃のオンパレードなんだろうけど、さすがに僕は慣れてしまってるからな。
今回の本で追加要素として重要だったのは、民主党政権時に中国大使に任命された「丹羽宇一郎」氏の事を扱った章であろう。
この人と民主党政権とビジネスの関係を見ていくと、如何に国益を損ねた人事だったかがよくわかる。

そーいや反日デモの時の丹羽宇一郎氏が乗った大使公用車が襲撃されて国旗が奪われた事件については言及されてなかったなぁ

結局中国をどう見るかなんだけど、僕なんかは中国で商売するってのは青木氏なんかの本を読んだり色々やってるんで非常に危ないのはわかっている。
ただやはりそこまで知識がないとやっぱり異端扱いされるのである。

体験談で言うと、中国進出の話が出た際に色々とソースを用いて反対する理由を説明した事があるけど、年寄り連中は「ネガティブなとこばっかり見やがって!」的に説教を食らった事がある。
まぁ中小企業レベルで言うと中国進出セミナーみたいなので知った知識だけで語られるので、どうしてもそうなるのは仕方ない部分ではある。
当たり前だけどセミナーも商売として売込みしてるんでマイナス要素を伝えるかって問題。

この辺をあともうちょっと言うと、企業側は「中国進出でウハウハ!」ってのが目的なのでプラス要素ばかりを集めたがる傾向にあるんだよね。
行動学的に言うと『確証バイアス』ってやつ。

更にセミナーやってる人も要は中国側と多少のパイプはあるけど、更にやっかいな向こうで商売をやるパイプ作りまでは関与していないって事。

中国でビジネスを行うって事はプラス要因・マイナス要因の数ではなく、その重さを比較しなきゃならない。
ただ日本人の感覚として「マイナス要因は我々の努力次第で減らせるのだ」的な発想から脱出できてない気がする。
NHKなんかで中国ビジネス特集やると「中国側に合わせよう!」的な事や、重役がお昼を一緒に食べる、みたいなのを少し取り上げて「成功しました」ってありがちなストーリーを作ってたりするよね。
ああいう情緒的な部分を攻められると弱い層が確実に存在するのである。
中国を好きな人の傾向として、この情緒の部分と贖罪意識ってのも要素としてある。

もうちょいあるとすれば中国の労働者が「先生、先生」と言って教えを乞う姿に感動するそうだ。
低賃金で熱心(な感じw実際はロス=欠陥が多い)に慕ってくれる姿を見て、年寄りたちは「日本の若者にはこういうのはない」的に思う事が多いそうだ。
まぁ日本だと「先生」とは呼ばずに〇〇さんとか役職名で呼ぶから、どうしても「先生」と言う子供が呼ぶ感じに弱いのである。

僕なんかは色々要素を集めて分析する事には手間を惜しまないけど、それを最終結論として出す時に「めんどくさい」病が発症するのである。
例えばこの中国ビジネスだと、ポジティブな要素とネガティブな要素を比較して、ネガティブ要素を減らす膨大な手間とコストと苦労を考えると、そこまでするのが「めんどくさい」ので別の道を探る方がよっぽど健全であると判断するから「中国で商売するの止めた方が良いよ」って平気で言っちゃうの。

そーいう事が言えるようになる為の要素が膨大に詰まってるのが青木直人氏のこの本や過去の本、ブログ等々なんだと思う。

反動世代―日本の政治を取り戻す 著-中野剛志・三橋貴明・柴山桂太・施光恒・森健

森健氏が中野剛志氏・三橋貴明氏・柴山桂太氏・施光恒氏にインタビューしたのをまとめた本。
経済関係の人たちなんでそーいうお話ばっかりかと思ったら、そうではなくもっと生い立ちや色々な体験からどういう事を経て今のような活動・考えをするようになったのかを読み解く本。
この4名の本の中でもそういう話まで踏み込む事はないので、根本から見ていくというのは大事。
なので、色々とネット上で言われてる噂にも言及している部分があり、あまり表に出ない事もサラ~っと書いてたりする。
前に書評した東谷暁氏の本と同じような形式だと思う。

さてこの本に関しては難しく、どうのこうの書く事は難しい。
ただ僕の発想として非常に似てる部分が多いってのは前々から思ってた。
僕の場合は多少の人生経験から研鑚・思考し続けて編み出した事なので、学術的な裏付けはない。
なので、合ってるか間違ってるかの正解がわからない。
だからこの4名を知って、その考えを知るにつれて「やっぱり皆こう思うよなぁ」的になるのは必然な気がした。
それくらい同じような事を考えているのでよくビックリするのである。

まぁ僕みたいな社会のザコがこういうエライ人たちにそーいう感じを持つのもどうかと思うがwww

この本は老若男女問わずに読んで考えて欲しい。
多分共感するかどうかは世代で隔世的になると思う。

めちゃくちゃオススメの1冊です

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